名刺は情報交換のツールじゃないんです
名刺を渡すあの一瞬。
あなたの中で、何が起きているか気づいていますか。
相手の肩書きを見た瞬間、「部長」と書いてあれば背筋が伸びる。
「平社員」と書いてあれば、少しだけ態度が緩む。
無意識にやってるはずなんです。
つまり名刺って、情報交換のツールじゃないんです。序列を確認するためのツールなんです。
会社名と肩書きだけで、あなたの社会的な価値が一瞬で判定されてしまう。
たった数センチの紙切れで、です。
じゃあ、名刺がなかったらあなたは誰ですか
ここで、ちょっと想像してみてください。
もし名刺がなかったら、あなたは誰なんでしょうか。
肩書きを取り除いたとき、何が残りますか。
会社の看板を外した状態で、自信を持って自己紹介できますか。
……なかなか、答えづらい質問だと思います。
でも、この問いから逃げないでほしいんです。
名前より先に、会社名を口にしていませんか
多くの人は、自分の名前より先に会社名を口にします。
「〇〇株式会社の、誰々です」と。
順番、逆なんですよね。
本来なら「誰々です。〇〇株式会社で働いています」でもいいはずなんです。
でも、そうは言わない。言えない。
所属を言わなければ、自分の存在を証明できない。
それくらい、私たちは肩書きに寄りかかっているんです。
寄りかかったものは、いつか外れます
肩書きって、借り物なんです。
会社が用意してくれたもので、あなたが作ったものじゃないんです。
だから、外れるときは呆気なく外れます。
異動、転職、退職、定年。
理由はいくらでもあります。
そのとき、肩書きに全体重を預けていた人ほど、大きくバランスを崩してしまう。
「自分には何もない」と感じてしまうんです。
でも、それは違うんです。
あなたは会社の一部じゃないんです
ここが一番伝えたいところなんです。
あなたは会社の一部じゃないんです。
一人の人間なんです。
何を面白いと思うか。何に腹を立てるか。どんな話し方をするか。誰に信頼されているか。
これ全部、名刺には書いてないですよね。
でも、それがあなたなんです。
肩書きを外したあなたにこそ、本当の価値があるんです。
まとめ
名刺は便利です。使うのをやめる必要なんてないんです。
ただ、名刺があなたのすべてだと思わないでほしい。
次に名刺を渡すとき、少しだけ意識してみてください。
「この紙に書かれていない自分は、何者だろう」と。
その答えを持っている人は、強いんです。
肩書きが変わっても、揺らがないから。
会社の看板を外しても、自分の名前で立てるから。
名刺を渡す一瞬。
そこであなたが確かめるべきなのは、相手の序列じゃなくて、自分自身なのかもしれません。
HAPPY NICE!
