おはようございます、
丁寧に淹れた温かいコーヒーを
ゆっくりと口に運びながら、
外の澄んだ景色を眺めているカズアカです!
まず、ゆっくりと息を深く吸って、
肩の力をふっと抜いてみてください。
胸のあたりに意識を向けてみると、
少しホッとする感覚がありませんか?
日常の思考ノイズを一度リセットして、
リラックスして読んでみてくださいね。
さて。
いよいよ今回で、この「成功者の7つの習慣」シリーズも
最終回を迎えました。
第3回目までに、成功者の習慣のうち、
5つを紹介してきましたね。
1つ目は、起こりうる障害を事前に予測し、
対策を決めておくこと(if-thenプランニング)。
2つ目は、失敗を恥ではなく、
単なるデータとして客観的に記録すること。
3つ目は、やる気の有無に頼らず、
決めた時刻で動く「時刻スイッチ」。
4つ目は、行動を
「失敗しようがない最小単位」まで縮めること。
5つ目は、自分の行動に意味と目的を与える
「使命視点」を持つこと。
この5つは、今回紹介する2つの習慣と併せて、
このメールの最後にまとめて掲載します。
どれも、行動を確実に続けて
大きな結果を出すために必要な
すばらしい習慣です。
ただ、ここで一つ、
とても大事なことをお伝えします。
どれほど優れた戦略やテクニックも、
それを動かす「脳と体」が整っていなければ、
十分に機能することはありません。
かつての私も、まさにそうでした。
サラリーマン時代、
「もっと成果を出さなければ」と焦り、
夜遅くまでPCに向かって睡眠を削り続けました。
感情を失ったロボット人間のように働き続け、
やがて自律神経が崩壊して、
ある日突然、布団から起き上がれなくなったのです。
どれほど立派な目標を掲げても、
器である「肉体と脳」が壊れてしまえば、
すべては止まってしまいます。
今回お伝えする最後の2つの習慣は、
いわば、すべての行動の「土台」となるものです。
この2つを実践することで、
今まで紹介した5つの習慣の効果も、
さらに発揮されやすくなります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
では、6つ目の習慣から解説していきます。
成功者の6つ目の習慣。
それは、
「絶対睡眠を確保すること」
です。
やることが多い日ほど、
ついつい寝る時間を削ってしまう。
睡眠を削れば、その分、
作業が前に進むような気がする。
あなたは、そんなことを感じたことはありませんか?
そこで紹介したいのが、
「絶対睡眠」という習慣です。
これは、睡眠を「削っていい時間」ではなく、
「何があっても絶対に守る時間」と決めることです。
さて、1986年1月28日に、
アメリカである悲劇が起きたのをご存じでしょうか。
スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故です。
打ち上げのわずか73秒後に空中で爆発し、
乗組員7人全員が亡くなりました。
アメリカの宇宙開発史上、
最悪の事故の一つです。
では、何がこの悲劇を引き起こしたのでしょうか。
もしかしたら、
「重大な機械トラブルかな」と思うかもしれません。
しかし、事故の公式調査報告書には、
こう書かれていたのです。
「原因の1つは寝不足である」と。
チャレンジャーの打ち上げを最終決定する会議は、
前日の深夜からずっと続いていました。
そして、打ち上げを最終判断した管理者の何人かは、
ほとんど眠っていなかったのです。
わずか2時間の睡眠で、
深夜の1時に出社していた人もいました。
さらに、当日のフロリダは異例の寒波に襲われていました。
ある現場のエンジニアは、
「気温が低すぎると、ある部品が正常に働かない恐れがある」と
何度も強く警告していました。
ところが、徹夜明けの管理者たちは、
その重大な警告を軽く見てしまったのです。
チャレンジャー号の事故の原因は、
さまざまな要因が複合的に絡み合っています。
寝不足だけが原因ではありません。
それでも、判断を致命的に曇らせた要因の一つとして、
報告書に明記されているのです。
同じような悲劇は、
他の世界的な大事故でも見られます。
チェルノブイリの原発事故では、
当直の作業員が極度の寝不足に陥っていました。
スリーマイル島の原発事故も、
午前4時に発生しています。
このように、寝不足は
世界を揺るがすほどの重大な判断ミスを引き起こすのです。
では、ここで質問です。
なぜ、睡眠を削ってはいけないのか、
あなたはその理由を説明できますか?
多くの人は、寝不足を軽く見ています。
「平日に寝不足でも、週末に寝だめすれば取り返せる」
と考える人も少なくありません。
でも、それは違うのです。
私たちは、起きているあいだ、
脳の中に老廃物(ゴミ)を溜めていきます。
そして、このゴミを効率よく洗い流せるのは、
眠っているあいだだけ。
つまり、睡眠とは
「脳のゴミ出しの時間」なのです。
ゴミ出しをしない日が続くと、
部屋にゴミが溢れかえるのと同じように、
脳の中にゴミがどんどん溜まっていく。
すると、判断力が鈍り、
頭がまともに働かなくなるのです。
これを証明したのが、
アメリカの国立衛生研究所(NIH)の研究です。
健康な大人20人に、
たった1晩だけ、徹夜をしてもらいました。
すると、記憶を司る海馬の周辺で、
認知症と深く関連する物質が増えていたのです。
たった1日、眠らなかっただけです。
もちろん、これは小規模な実験ですし、
一晩の徹夜でいきなり病気になるわけではありません。
ただ、脳の中で望ましくない変化が
確実に起きていることは明らかなのです。
ご参考:β-Amyloid accumulation in the human brain after one night of sleep deprivation
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1721694115
ですので、今日から、
睡眠を「絶対に守る時間」として扱ってみてください。
まず、「毎晩何時には必ず寝る」と就寝時刻を決める。
そして、起きる時刻から逆算して、
7〜8時間の睡眠時間を確保する。
さらに、寝る時刻になったら、
スマホは別の部屋に置く。
睡眠は、1日の予定の中で
いちばん最初に確保するものです。
最後に余った時間で寝るものでも、
忙しいからと真っ先に削るものでもありません。
とにかく、成功者は
睡眠を削って根性で頑張ろうとはしません。
絶対睡眠を確保して、
脳を常に最高の状態に保っているのです。
これが、成功者の6つ目の習慣です。
では、ここからは
7つ目の習慣を紹介します。
7つ目の習慣は、
「脳活運動をすること」
です。
机に向かっても、
頭がぼんやりして集中できない。
大事な仕事の前なのに、
どうしてもやる気が出ない。
そんな経験はありませんか?
そこで取り入れてほしいのが、
「脳活運動」という習慣です。
頭を使う前に、軽く体を動かしておく。
たったこれだけのことです。
ここで、一つの驚くべき事例を紹介します。
あなたは、アメリカの
ネーパーヴィル・セントラル高校をご存じでしょうか。
イリノイ州にある、ごく普通の公立高校です。
実はこの高校が、1999年、
世界中を驚かせました。
世界38カ国の生徒が参加した、
国際的な学力テストで、
世界トップクラスの成績を叩き出したのです。
理科で世界1位、数学でも世界6位。
「もともと特別に優秀なエリート校だったんでしょ?」
と思いますよね?
ところが、そうではないのです。
ごく普通の公立高校が、
世界トップクラスの成績を出したのです。
この高校には、ある大きな特徴がありました。
それは、「0時間目の体育」という制度です。
1時間目の授業が始まる前に、生徒全員が集まり、
心拍数がしっかり上がるまで有酸素運動を行うのです。
すると、生徒たちの集中力が高まり、
成績が爆発的に伸びたのです。
では、ここで質問です。
なぜ、体を動かすと、
頭が冴えわたるのでしょうか。
あなたはこの仕組みを説明できますか?
運動をすると、脳の中で
「BDNF」という物質が増えます。
これは、脳の神経の成長をうながす
「脳の肥料」のようなものです。
このBDNFが、記憶を司る海馬などに働きかけることで、
脳の機能がぐっと高まります。
さらに、思考や判断を司る脳の司令塔も、
運動の後は一気に活性化します。
だから、運動した直後は
頭が猛烈に働きやすくなるのです。
たとえば仕事なら、
大事な企画を考える前に、少し外を歩いてみる。
勉強なら、
机に向かう前に軽く体を動かしておく。
たったそれだけで、
頭の回転がまるで変わります。
実は、これを自然と実践していた
偉大な成功者がいます。
Appleの創業者、スティーブ・ジョブズです。
彼は「散歩会議」と言って、
重要な議論や決断をするときには、
よく散歩しながら会議をしていました。
体を動かすことで、
脳が最も冴えわたることを知っていたのです。
ちなみに、運動は脳に物理的な変化を与えます。
これは、イリノイ大学の研究でも確認されています。
研究チームは、120人の高齢者を
2つのグループに分けました。
片方は1年間、有酸素運動を続けるグループ。
もう片方は、軽いストレッチだけを行うグループ。
1年後、両者の脳をMRIで撮影して比べたのです。
すると、ストレッチのグループは、
加齢に伴って記憶を司る海馬が1.4%ほど縮んでいました。
年齢とともに、自然に小さくなっていたのです。
ところが、有酸素運動を続けたグループは、
逆に海馬がおよそ2%も大きくなっていました。
運動によって、年齢による衰えを
綺麗に巻き戻したわけです。
ご参考:Exercise training increases size of hippocampus and improves memory
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1015950108
ぜひ、今日から、
頭を使う前に、軽く体を動かす習慣を取り入れてみてください。
重要な作業の前に、20分だけ外を歩く。
大事な思考に入る前に、階段を1往復する。
ポイントは、
「集中したい場面の直前に、運動すること」です。
成功者は、頭だけで勝負しようとしません。
脳活運動をして、
頭が働く状態を自ら作るのです。
これが、成功者の7つ目の習慣です。
最後に、今回の全4回のシリーズで紹介した
「成功者の7つの習慣」をまとめておきますね。
1. 障害と対策を事前に決める(if-thenプランニング)
2. 失敗をデータとして記録する
3. やる気ではなく時刻で動く(時刻スイッチ)
4. 失敗しようがない単位まで縮める(最小サイズ)
5. 使命視点を持つ(自分にしか果たせない意味)
6. 睡眠を絶対に削らない(絶対睡眠)
7. 頭を使う前に体を動かす(脳活運動)
どれも、人間の脳の仕組みに沿って作られた、
行動を継続するための強力な習慣です。
ただ、ここでお伝えしておかなければならない現実があります。
おそらく、ほとんどの人は
この7つの習慣のうち、1つも継続できないでしょう。
でも、それはあなたが悪いわけではありません。
あなたの意志が弱いからでもないのです。
その理由は、1人で習慣を続けるのは、
私たちが想像している以上に難しいことだからです。
人間は、どうしても環境に流されてしまう生き物です。
「オレ、なんで今日も続かなかったんだろう……」
と自分を責める必要はまったくありません。
だからこそ、まずは完璧を目指さないこと。
このシリーズで紹介した7つの習慣のうち、
今日から、たった1つだけでも試してみてください。
「寝る時間を決めて、スマホを別室に置く」でもいい。
「机に向かう前に、1分だけストレッチをする」でもいい。
小さな小さな一歩を大切にすること。
あなたのペースで、大丈夫です。
内なる納得感を大切にしながら、
心地よく、自分の仕組みを育てていきましょう。
それでは今日もハッピーナイスで!
