もう会社には行かない

同僚のため息に「自分のせいかな」と思っていた頃

内向型カズアカ

私は今まで数多くの転職を繰り返してきました。40代後半で心身とも崩壊し失業を機に自分の生き方と働き方を見つめ直しました。その後、派遣社員となり、50代後半でアトピー悪化と網膜剥離の緊急手術となり強制終了。今後は、自分の価値観(自分軸)を優先して生きていくことを決意しました。

おはようございます、KAZUAKAです。

職場で誰かがため息をつくと、私はビクッとしていました。

「オレ、何かしたかな」。相手に何も言われていないうちから、
自分のしたことを思い返していたんです。

当時の私は、こういう日も、にぎやかな飲み会の帰りも、
ひとまとめに「人といると疲れるな」と思っていました。

でも、相手の機嫌が気になって疲れるのと、いろんな人の声が耳に入って疲れるのとでは、
少し様子が違います。そこを分けて振り返るうちに、自分を責める気持ちがすっと軽くなりました。

 既読のあとに続く「ざわ…ざわ…」

前回は、親が心配するあまり、子どものすることに先回りしてしまう家庭の話をしました。

今回は、その頃に覚えた人との接し方が、大人になってからどんな場面に顔を出すのか、というお話です。

子どもの頃、何かを話す前に「今日は機嫌がいいかな」と親の顔を見ていた。

もしそんな記憶があるなら、あの頃の自分には、それが安心して過ごすための工夫だったのかもしれません。

たとえば、LINEに既読がついて、なかなか返事が来ないとき。相手は忙しいだけかもしれない。

そう思っても、胸の中は「ざわ…ざわ…」としています。

「あのひと言、余計だったかな」と、送った文章をまた読み返します。

ひとりでスマホを見ているのに、気持ちはずっと相手のほうを向いている。

職場で誰かのため息を気にしていた頃の私にも、覚えのある感覚です。

 飲み会で、私がほんとうはしたかったこと

30代後半の私は、毎朝、憂うつな気持ちで車のエンジンをかけていました。

朝7時から夜10時過ぎまで、機械に向かう日々でした。

そんな私には、騒がしい飲み会はこたえました。もともと私は、小さな物音にも耳を向けるネコに、

少し似たところがあります。いくつもの話し声が重なる場所にいると、静かなところでひと息つきたくなるんです。

それでも、飲み会に誘われると断れませんでした。

「ひとりでゆっくりしたい」という自分の気持ちより、
断ったときの相手の顔が気になりました。

今振り返ると、飲み会が始まる前から、もう気疲れしていたんですね。

育ってきた中で覚えた、人の顔色をうかがう癖。もともと自分にとって心地よい、
静かな過ごし方。私の中には、その両方がありました。

そう気づいてから、「なんでオレは人付き合いが苦手なんだろう」という問いにも、
少し違う答えが浮かぶようになりました。

「あの日のオレは、早く帰って休みたかったんだな」

 今日、いちばん気を張ったのはいつだろう

人と会ってぐったりした日は、帰り道に、ひとつだけ場面を思い出してみるのもよさそうです。

誘いを断る言葉をのみ込んだときか。にぎやかな席で、隣の人の声を聞き取ろうとしたときか。

「今日は、あのひと言を言うのに気を使ったな」。

そこまで言葉になれば、今日の振り返りはもう十分だと、私は思います。

次回は、そんな人疲れを少し軽くするために、日々の人付き合いでできることをお話ししますね。

断りたいときの言葉の選び方は、拙著『YESと言いながら上手に断る技術』にも書きました。

それでは今日もハッピーナイスで!

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