おはようございます、KAZUAKAです。
職場で誰かがため息をつくと、私はビクッとしていました。
「オレ、何かしたかな」。相手に何も言われていないうちから、
自分のしたことを思い返していたんです。
当時の私は、こういう日も、にぎやかな飲み会の帰りも、
ひとまとめに「人といると疲れるな」と思っていました。
でも、相手の機嫌が気になって疲れるのと、いろんな人の声が耳に入って疲れるのとでは、
少し様子が違います。そこを分けて振り返るうちに、自分を責める気持ちがすっと軽くなりました。
既読のあとに続く「ざわ…ざわ…」
前回は、親が心配するあまり、子どものすることに先回りしてしまう家庭の話をしました。
今回は、その頃に覚えた人との接し方が、大人になってからどんな場面に顔を出すのか、というお話です。
子どもの頃、何かを話す前に「今日は機嫌がいいかな」と親の顔を見ていた。
もしそんな記憶があるなら、あの頃の自分には、それが安心して過ごすための工夫だったのかもしれません。
たとえば、LINEに既読がついて、なかなか返事が来ないとき。相手は忙しいだけかもしれない。
そう思っても、胸の中は「ざわ…ざわ…」としています。
「あのひと言、余計だったかな」と、送った文章をまた読み返します。
ひとりでスマホを見ているのに、気持ちはずっと相手のほうを向いている。
職場で誰かのため息を気にしていた頃の私にも、覚えのある感覚です。
飲み会で、私がほんとうはしたかったこと
30代後半の私は、毎朝、憂うつな気持ちで車のエンジンをかけていました。
朝7時から夜10時過ぎまで、機械に向かう日々でした。
そんな私には、騒がしい飲み会はこたえました。もともと私は、小さな物音にも耳を向けるネコに、
少し似たところがあります。いくつもの話し声が重なる場所にいると、静かなところでひと息つきたくなるんです。
それでも、飲み会に誘われると断れませんでした。
「ひとりでゆっくりしたい」という自分の気持ちより、
断ったときの相手の顔が気になりました。
今振り返ると、飲み会が始まる前から、もう気疲れしていたんですね。
育ってきた中で覚えた、人の顔色をうかがう癖。もともと自分にとって心地よい、
静かな過ごし方。私の中には、その両方がありました。
そう気づいてから、「なんでオレは人付き合いが苦手なんだろう」という問いにも、
少し違う答えが浮かぶようになりました。
「あの日のオレは、早く帰って休みたかったんだな」
今日、いちばん気を張ったのはいつだろう
人と会ってぐったりした日は、帰り道に、ひとつだけ場面を思い出してみるのもよさそうです。
誘いを断る言葉をのみ込んだときか。にぎやかな席で、隣の人の声を聞き取ろうとしたときか。
「今日は、あのひと言を言うのに気を使ったな」。
そこまで言葉になれば、今日の振り返りはもう十分だと、私は思います。
次回は、そんな人疲れを少し軽くするために、日々の人付き合いでできることをお話ししますね。
断りたいときの言葉の選び方は、拙著『YESと言いながら上手に断る技術』にも書きました。
それでは今日もハッピーナイスで!
