有給が取れないのは、本当に「仕事」のせい?
日本の有給取得率は、世界でも最低レベルなんです。
権利として与えられているのに、なぜか取れない。
「周りに迷惑がかかるから」 「休んでる間の仕事が心配だから」
理由を聞かれれば、いくらでも出てきます。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
その理由、本当に「仕事」の問題なんでしょうか。
私は、もっと深いところに本音が隠れている気がするんです。
それは、「休む自分」を、自分自身が許せない、という気持ちです。
ルソーが見抜いた、不幸の正体
哲学者のルソーは、こんなことを言いました。
人は、比較の中で不幸になる、と。
自分の価値を、他人との比べっこで決めてしまった瞬間。
休むことが、なんだか「負け」みたいに感じられてくるんです。
隣で同僚が、忙しそうに働いている。
それなのに、自分だけ休むのは、なんとなく後ろめたい。
これは、理屈じゃないんです。
頭では「休んでいい」とわかっていても、心がそれを許してくれない。
つまり、論理ではなく、感情の問題なんですね。
会社に代わりはいても、あなたに代わりはいない
ここで、ひとつだけ思い出してほしいことがあります。
もし、あなたが倒れてしまったら。
会社は、淡々と代わりの人を探すだけです。
それが組織というものなんです。
冷たいわけじゃなくて、そういう仕組みなんですね。
でも、あなたの人生はどうでしょう。
あなたという人間には、代わりがいないんです。
あなたの時間、あなたの体、あなたの心。
そのどれもが、世界にひとつだけのものなんです。
会社の歯車は、替えがききます。
でも、あなた自身は替えがきかない。
この事実を、もう少し大事にしてあげてもいいと思うんです。
理由は「何もなし」でいいんです
だから、ひとつ提案があります。
今月、一日だけ、休んでみませんか。
理由なんて、立派なものはいりません。
「特になし」で、いいんです。
どこかへ旅行に行かなくてもかまいません。
ただ家でぼーっとして、好きな時間に起きて、好きなものを食べる。
それだけで、十分なんです。
最初は、少し落ち着かないかもしれません。
「こんなことしていいのかな」と、罪悪感がよぎるかもしれません。
でも、それこそが、あなたの小さな抵抗なんです。
「比較の中で生きる自分」から、そっと距離を置いてみる。
その一日が、きっとあなたを、少しだけ自由にしてくれます。
まとめ
有給が取れないのは、あなたが弱いからではありません。
私たちはみんな、知らないうちに「比較」という重たい荷物を背負っているだけなんです。
会社に代わりはいても、あなたに代わりはいない。
だからこそ、今月の一日を、自分のために使ってみてください。
理由は「何もなし」で大丈夫です。
その小さな一歩が、あなたの人生を、あなたの手に取り戻すための抵抗になるはずなんです。
HAPPY NICE!
