家族や周りの人ができること

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大人の発達障害の方は、障害に気づき、障害と向き合い、より生きやすくしていくかが重要な事ではないでしょうか。

そして、家族や周りの人が発達障害についての理解を示し、本人の困り感や生きづらさを受け止め、本人の努力が活かされる
関わりをしていくことが大切です。

発達障害の苦しさや生きづらさは、本人や関わる家族でないとなかなか理解されにくいものです。

精神論や根性論、子育て論などで解決されるものではありません。

まずは、家族や周りの人が接していく中でできることをまとめてみました。それでもどうしようもなく困ったら専門家に相談するというのも
一つの選択肢であり方法です。

 

目次     それぞれの第一歩

1.発達障害の特性を知り理解しよう

1-1.プラス面に目を向ける

1-2.適職を考える

1-3.弱点を考慮する

2.良好な関係を築く

2-1.わかりやすい伝え方

2-2.5W1Hを意識する

2-3.本人のペースを大事にする

3.本人が生きやすい環境になるよう気を配る

3-1.全体的な管理

3-2.本人のストレスを知る

3-3.環境を見直す

 

1.発達障害の特性を知り理解しよう

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最近は、ネットやテレビ番組などでも大人の発達障害に関して取り上げられることが増えてきました。

そうした中、今まで対人関係やうまくいかなかったのはもしかしたら発達障害が原因なのかもしれないと、
受診される方も増えていて、そこではじめて「自分が発達障害」だと診断されることもあります。

発達障害は脳の機能障害でありなかなか周りの人にも理解してもらえないことが多いものです。

家族もなかなか認めたくないというのが現状ですが、まずは認めていかないことには、改善して対応のしようが
ありません。

上手に適切な対応と支援をしていけば、社会に適応して生きやすくしていくことは可能なのです。

 

1-1.プラス面に目を向ける

発達障害の方は、周りから自分の弱点については指摘されます。そのため本人はひどく落ち込むこと
になり自信をなくしてしまいます。

ですので、家族の方や周りの方は本人の優れている点やできる点を認めてあげましょう。

「すごいね」

「さすがだね」

「私にも教えて」

など本人の良い面や得意なことを見つけたら、どんどんほめてあげてください。

そうしたことを繰り返すことにより、本人も少しずつ自信を持てるようになり自分の活躍できる
場所を探し始めていくことでしょう。

 

1-2.適職を考える

発達障害の方は、仕事がなかなかうまくいかなかったり対人関係でトラブルを抱え転職を繰り返す
ということが多々あります。

また、そのことが原因となりひどく落ち込むようになり引きこもりやニートになったりもします。

そうなると再び社会復帰するのにも時間がかかってしまいます。

ですので、その人に合っていることや得意なことを仕事にしたほうが働くことに対しての意欲が
湧いてきます。

苦手なことを仕事にしても長続きは難しくなります。

本人の特性を知り、何が自分に向いていて得意なことなのかを分析して行くことが重要になります。

こちらも参考に⇒就活・転職実践的17ステップ

 

1-3.弱点を考慮する

発達障害の方は、一般的に短所ばかり指摘されますが長所を活かすことにより本人の飛躍につなげることが
できます。

例えば、長所や優れている点としては、コツコツと同じ作業をこなす。言われたことや決められたことをきちんとこなす。
正直な性格、忍耐力がある。記憶力に優れている。このような特性はアスペルガー症の方にみられます。

行動力があり、誰とでも気軽に会話ができ、発想力が抜群なのがADHDの方の特性としてあげられます。

このようなそれぞれの特性を活かせる職種につくことが、何よりも大事なことです。

本人も得意なことなので、どんどんやる気と自信につながり活躍の場が増えることになるのです。

 

2.良好な関係を築く

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発達障害の方とのコミュニケーションは、周りの方はこちら側から自ら歩み寄ることが大事です。

頼みごともしたくてもなかなか伝わらないことも多いかと思いますが、わかりやすく伝えることを心がけて
みてください。

こちらとしてはわかりやすく伝えたつもりでも、本人には伝わっていなくて誤解を招くことは多くあります。

また、職場や学校などには橋渡し役となるキーパーソンがいると安心です。発達障害のことに理解が
ある人がそばにいることで本人も安心して気持ちを伝えられます。

 

2-1.わかりやすい伝え方

発達障害の方とのコミュニケーションで大事なことは、本人にわかりやすい言葉で伝えるということです。

つまり、本人も困惑してしまうような曖昧な言葉ではなく、「〇〇してください」とハッキリと伝えることが
伝わりやすくなります。

特にくどくど同じことを伝えても意味がありません。

5W1Hをこころがけて具体的に伝えてみてください。

また、いっぺんに多くのことを伝えても本人は混乱してしまうだけなので、できればメモ書きなどを
用意して渡すなどの工夫が有効です。

 

2-2.5W1Hを意識する

発達障害の方との職場での関わりで重要な事は、わかりやすい指示を出し叱らないということです。

気になるところがあれば、叱りつけたくなる方もいますが効果がないのでやめたほうがいいでしょう。

叱るよりも5W1Hを意識して、一度に1つずつ伝えて指示を出していきましょう。指示は言葉だけでなく
メモ書きで示したほうが効果的です。

それは、発達障害の方は相手の表情や態度、視線などから意図を読み取ることが苦手だからです。

 

2-3.本人のペースを大事にする

職場などでよくトラブルになるケースでは、発達障害の方は周りが業務で忙しくしていてもそれに
気づきません。

また、急な残業や業務変更にも対応することが苦手です。

職場の方々は、そうした特性を知り理解することが円滑なコミュニケーションにつながります。

そのためには、「今日は納期が間に合わない仕事なので、2時間残業になるよ」

同じ仕事をしている〇〇さんが、忙しいので△△を手伝ってね

など具体的に伝えることをしてみてください。

周りが忙しくてバタバタしていても、わざと無視しているわけではないということを
理解しておいてできれば、なるべく早めに予定を具体的に伝えることが本人の困り感を
軽減します。

 

3.本人が生きやすい環境になるよう気を配る

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発達障害の方は、日常生活を送る上でどうしてもつまずきや困り感を抱えながら生きています。

本人としては当たり前なことでも周りからしたら、常識がない態度や言動をしてしまうこともあります。
そのため、周りからは敬遠されがちになります。

発達障害の方は、わざとそうした態度や言動をしてしまうことはありません。特性上おこなっているので
本人はどうしたらいいのかわからいのです。

まずは、周りの人はそうした特性をよく理解してこちら側からアプローチしてみてください。

 

3-1.全体的な管理

発達障害の方が日常生活で生きやすくなるように、周りの方は生活面、環境面、金銭面、体調管理など
全体的な管理が重要です。

生活面では、忘れ物に気をつけたり、ゲームやネットのやり過ぎで寝不足で不規則な生活などにならないように
チェックする必要があります。

金銭面では、なるべくクレジットカードは持たせないようにして金銭管理は家族の方がしたほうがいいでしょう。
衝動買いや断ることが出来なくて必要が無いものまで買ってしまうこともあるので気をつけたいところです。

その他、体調面では好き嫌いが激しい、夜遅くまで起きている、ことなどから体調を崩すことが多いので
家族の方は見守りをして管理しましょう。

また、時には暴力を振るうこともあるかもしれませんがその場合には、暴力は否定する態度が必要です。
あまりにも暴力がひどい場合には、第三者に相談したり、離れて暮らすことをお勧めします。

 

3-2.本人のストレスを知る

発達障害の方は、日常生活でうまくいかないことが多くストレスをためやすくなります。

それが原因となり自己嫌悪や自信喪失になり、うつ病を併発される方もいます。

周りの方は、本人の行動や言動に注意して、いつもと違わないかチェックすることが大事です。

職場や学校でうまくいかないことがあると心身ともに疲弊します。が家庭では息抜きができる
ように配慮することが求められます。

少しでも本人が落ち込んでいたり元気がないなと感じた時には、「何か困ったことはない?」など
とひと声かけてあげるだけでも効果があります。

 

3-3.環境を見直す

発達障害の方は、片付けが苦手な方が多いです。そのため部屋がごちゃごちゃしているため、
勉強や物事に集中できません。

その他、音や光などに敏感な方も気が散りやすく落ち着いて、作業ができません。

このような場合には、集中できる環境を整えることが重要です。

片付けの基本を身に着けたいのなら、こちら⇒「片づけられる自分になるための5ステップ」

特に職場では、業務がはかどらないのでパーテーションなどを活用して仕切りをつけて
作業を集中できる環境にすると効果的です。

また、メモ書きやスケジュールをわかりやすくコルクボードなどにピン留めしておけば
予定がわかりやすくなり次に何をするべきかが明確になります。

なれるまでは、周りの人が協力して一緒に整理してあげることも必要です。

 

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